発達障害デイケア
発達障害とは
発達障害は、生まれつきみられる脳の働き方の違いにより、コミュニケーション、社会性、学習、注意力などの能力にかたよりが生じ、日常生活に支障が生じる状態です。具体的には、自閉スペクトラム症（ASD）、注意欠如・多動症（ADHD）、学習症（LD）、チック症などがあります。
特に、ASDの人はコミュニケーションがうまくいかないことや、こだわりの強さ、感覚過敏などで困難を感じやすいですが、ASDに対する薬物療法は現在のところ開発されていないので、心理・社会的支援が重要です。
発達障害専門プログラム
当クリニックでは、ASDに特化した集団プログラムを用意し、日常生活での困り感を和らげるための取り組みをしております。グループワークを通して自己理解を深め、適切なコミュニケーションや問題解決能力を身につける練習をします。
対象は、ASDの診断を受けており、主治医からプログラム参加に対する許可が出ている方です。
■プログラムの目的
①お互いの思いや悩みを共有する
②自己理解を深める
③自分自身に合った対処スキルを身につける 等
■プログラムの内容
| プログラム例 | |
| ① | オリエンテーション・障害理解 |
| ② | 会話を続ける・終える |
| ③ | 表情訓練・ピアサポート |
| ④ | 相手の気持ちを考える |
| ⑤ | 感情のコントロール(不安について） |
| ⑥ | 感情のコントロール（怒りについて） |
| ⑦ | 頼む・断る |
| ⑧ | 相手への気遣い |
| ⑨ | 自分の特徴を伝える |
| ⑩ | 振り返り・卒業式 |
※プログラム内容は変更になる場合があります。
■プログラムの効果
①自己理解が深まる
②苦手な面を補うためのスキルが増える
③不安や孤立感が和らぐ
④コミュニケーション量が増える 等
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